この「氷見の旅館でおいらん体験が人気」という記事が、きもの業界で大問題になっています!

着物を通して素敵な思い出作りをお手伝い。
布施弥七の名物専務 布施 将英(@fuseyashichi)です。

ちょっときもの業界で
随分と派手な記事が波紋を呼んでおります

www.asahi.com

 江戸時代の遊女・花魁(おいらん)になりきって写真撮影するイベントを、氷見市指崎の旅館「湯の里いけもり」が開いている。昨年9月から2カ月に1回程度開催し、これまでに20~50代の女性延べ約50人が体験した。海外からの問い合わせもあり、台湾での売り込みを計画している。

プロのスタイリストが化粧、ヘアメイク、着付けを担当し、富山市の写真家柴佳安(よしやす)さん(51)が撮影する。1人2万1600円(税込み)。中国からの観光客も訪れた。

今月12日には20~50代の女性6人が挑戦。桜吹雪を浴びながら、庭でポーズを取った。氷見市内の会社員竹内美沙紀さん(27)は、妹の浦瞳さん(24)と参加。「女に生まれたからには、1回は経験してみたかった。夢がかなってうれしい」と笑顔だった。

いやはや随分と派手な記事ですね〜〜
スクリーンショット 2016-04-30 19.43.18

この記事をめぐって
非常に厚い論議がなされております

今日はこの記事についてです

きものを着て、撮影会を行う趣旨なのだが、、、

日本人はもちろん、外国人観光客へ向けて
着物を着たコスプレ撮影会なわけです。

京都や東京でも、観光客向けに着物レンタルをして
着物で散策しながら撮影を楽しむパックが非常に増えています

ですが、

今回の企画はそのタイプの中でも
非常に肌の露出度が高く、品の低い部類です。

別にそういう趣向の人もいるので良いのですが
そこに花魁と歌ったのが、炎上の発端のようです

軽々しく花魁(おいらん)と名付けた事が
大きな問題の発端のようです

そもそも花魁とは何なのか
しっかり説明できる人のほうが少ないですよね

花魁は、吉原の遊郭で最も格の高い遊女で張り店を行わないため[要出典]、引手茶屋を通して「呼び出し」をしなければならなかった。呼び出された花魁が禿や振袖新造を従えて遊女屋と揚屋引手茶屋の間を行き来することを滑り道中(後に花魁道中)と呼んだ。

花魁には教養も必要とされ、花魁候補の女性は幼少の頃から禿として徹底的に古典書道茶道和歌三味線囲碁などの教養、芸事を仕込まれていた。

花魁を揚げるには莫大な資金が必要であり、一般庶民には手が出せないものであった(花魁の側も禿や新造を従え、自分の座敷を維持するために多額の費用を要した)。人気の花魁は『遊女評判記』などの文学作品に採り上げられたり、浮世絵に描かれることもあった。浮世絵に描かれている花魁は、実際には付けるのが不可能なくらい多くのかんざしを付けて、とても豪華な姿で描かれている。

一般的に花魁という言葉を

「着物姿で売春する水商売の事」

なんて使ってしまう輩もいるので
非常に誤解されることも有るのですが
それはそれは位の高い、知識も教養も美貌も兼ねた
素敵な女性が花魁なのです

それを今回この写真で花魁と言っちゃったもんだから
きものファンの中で炎上したわけです

当時の様子が、コチラで随分分かりますよ

当時の様子が非常にわかるブログです

非常に品格があり位の高い花魁

maxresdefault

花魁(おいらん)
吉原遊廓の位の高い遊女の事。18世紀中頃、吉原の禿(かむろ)や新造などの妹分が姉女郎を「おいらん」と呼んだことから転じて上位の吉原遊女を指す言葉となった。「おいらん」の語源については、妹分たちが「おいらの所の姉さん」と呼んだことから来ているなどの諸説がある。 宝暦年間に太夫が消滅し、それ以降から高級遊女を「おいらん」と称するようになった。

上記記事と写真はこちらから引用しました

 

でも、今回の写真撮影は

スクリーンショット 2016-04-30 19.43.18

完全に花魁でありません。
その当時の呼び方としては、こんな感じです

遊女(ゆうじょ・あそびめ)
遊郭や宿場で男性に性的サービスをする女性=娼婦の古い呼称。「客を遊ばせる女」と言う意味が一般的である。もともとは芸能に従事する女性(今でいう所のタレントさん)一般を指したものであり、とりたてて売春専業者を意味するものではなかったそうです。

 

非常に品のあるはずの名前をつけて
娼婦のような写真を撮る企画を立案宣伝したのですから
非難轟々なわけです

知らないって怖いよ

なんでもそうですが
知らないって怖いことなんですよね〜

成人式の会場で
遊女のように、振袖をオカシク着た様を見て

「花魁みたいにさぁ」

なんて言うわけです
これが、知らないNGですね
ミステイク!!

cached

上記写真はこちらから引用しました)

 

そんな風に振袖を着た人はまずおいておき
その形容の仕方が、まったくもって間違いなわけです

 

そんな振袖の着姿を、花魁と形容したら
花魁に失礼ばかりか
おっしゃられた方の教養レベルが
バレてしまうわけです

今回は、ばっちりと撮影された人の名前まで、、、

今回怖いのは、ネットニュースに
撮影された人や、カメラマンの名前まで登場します

実際にFacebookで検索したら
容易に本人を探すことが出来ました

ちょっと、コレは怖いですね〜〜。。。
色んな意味で怖さを秘めていると感じました

コレ以上書くと、違う方向に話が行くので
この辺にしておきます(笑・汗)

 

文化を発信するときの注意点

あんまり難しいことばかり言うと嫌われますが
着物のルール、歴史のルールというのはしっかりあって

ならぬものはならぬのです

せっかく作り上げた文化や
大切にしていた品が落ちることが
とても悲しいことなのです

娼婦の存在を否定するわけでありませんが
品のある人格式高い人の呼び名で
娼婦を形容するのは、大きく問題あるかと思います

なので、 対外的に文化を発信する際には
  1. 歴史的背景
  2. 時代との変容
  3. そして何よりも
    適切な言葉で表現する
これが、非常に重要ですね
今回の件で、痛く感じました。
 という事で、今日もお読み頂きありがとうございます
こちらは 山形で一番思い出に残るきもの記念日をお届けするきもの専門店
= = = = = = = = = = = = = = = = = =
布施弥七京染店インスタグラムはコチラ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
やしち屋山交ビル店
〒990-0039 山形市香澄町3-2-1 023-665-4873
やしち屋フェイスブックページはコチラ
やしち屋ツイッターはコチラから

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山形きもの記念日
ホームページはコチラから
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
専務 布施 将英の
個人のフェイスブックページはコチラ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
#振袖 #成人式 #ゆかた #呉服 #着物 #着付

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です