着物初心者シリーズ☆気持ちが装いになる日本の文化って 本当に素晴らしいと思うんです

最近は卒業式にて着物を着る方のご来店が非常に増えています。

卒業式を前にして、どの着物を着たらいいか実際に着物を持ち込んで、問い合わせにご来店される方が増えてきました。よくわからない着物のコーディネートやTPOについて、質問いただけるのはとても嬉しいことです。最近ではうちのお客さんだけでなく、初めてご来店いただくお客様からもいろんな問い合わせがあり、ブログや SNS で発信しててよかったなあと、改めて実感しています。

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

3月は、卒業式ラッシュが始まります。
今日は卒業式の袴姿についてです

巣立つ人と、見送る人

卒業式が増えるこの時期
日本の卒業式というのは
非常に奥ゆかしくて、とても情緒深く好きです。
蛍の光でつい泣いてしまえるのは
日本人ならではの感覚ですよね。

さて、今日は卒業式について
着物屋の視点で書いてみます。

本来卒業式というシーンについては
巣立つ卒業生と
見送る学校側とに分かれます。

巣立つ卒業生に関しては
いろんなスタイルで出席してもらえます。

男性なら
スーツ
袴姿
制服
そして、カジュアル目と様々。

そして女性なら
振袖に袴
二尺袖に袴
訪問着にに袴
小紋に袴
無地に袴
スーツ
カジュアル目

と、巣立つ方は色んなスタイルです。
いわゆるお客様の立場ですから、
いろいろあっていいんです。

ですが、見送る方はある一定程度の定規が生まれます。


卒業生を送り出す先生はこんな装いです

「一般的には、こういう一定程度の定規です。」

紋付に袴姿が、第一礼装です。
一番上等なドレスコードです。
宝塚がそうですよね。
でも、卒業式の先生にあまり見ないですね。

着物屋的に言うと、こういう定規です。
卒業生を送り出す先生の装いは
フォーマル上位クラスから準に

  1. 黒紋付(黒留袖)に袴
  2. 色留袖・色無地に袴
  3. 訪問着に袴
  4. 付下に袴

といったところでしょうか。
実際に一番多いのは、無地に袴。
学校によって、柄物を着る風潮もあるようですが
この辺では色無地に袴が一番メジャーかなぁ。

着物をお召しになられる先生には
送り出す側としての覚悟を感じます。

着物を着ない先生が悪いわけではなくって
色んな諸事情や環境もあるのです。

そして、装いがこうなった

着物を着る着ないという事でなく
気持ちが装いになる日本の文化って
本当に素晴らしいと思うんです。

上記を踏まえた上で
思い思いの装いで、生徒を送り出してもらえれば
ありがたいと思います。

また卒業生の親も、前に比べて数パーセントですが着物姿が増えてきているように感じます。あるべき論としては 色無地ということになるんでしょうが、付け下げ訪問着の方も多数お見受けします。日常的に着物を着ている人ならば TPO に関しては敏感でしょうけれども、 普段着物に関して全く接点のない人には、あれを着て悪いこれを着て悪いというのは、着物を着るにわたって大きな障壁になっている気がします。

僕自身は、着物を着て出席しようと、思っていただくことに大きな価値があると思っています。お子さんの晴れ舞台に、 自分も着物姿で行こうと思う気持ちが、素晴らしいじゃないですか。

「卒業式へ向かう親子さん写真」

着物にお詳しい達人の方たちは、着物のルールに関してしっかりと踏まえてらっしゃいます。私も TPO に関してはある一定基準は非常に大切だと思っていますが、あまりにもそこを重視してしまうと、せっかく着物を着ようと思ったビギナーさんの気持ちに蓋をしてしまうと思うんです。

最近感じるのですが、僕たちの仕事は、 着物を着ようと思った人の背中を、押して上げることなんじゃないかなぁって、感じています。

何も、小紋だろうが十日町の絹織物だろうが、なんでの良いから着物を着ようというわけではありません。難しいことを言えば言うほどに、新しく着物を着てみようという人が居なくなる。普段全く着物を着ない人が、

「卒業式だから、久しぶりに着物を着てみようかしら」

という人に「式典ですから色紋付しか着れませんよ!」なんて、僕は言わないということです。色んな着物屋さんがあっていいと思いますが、僕のいる布施弥七京染店は、そういうスタンスです。

たくさんの着物姿が増えますように☆

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
http://mag.kimonokinenbi.com/2018/06/11/611/
主に着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。ブログは2008年からスタートしており、合計4000記事超えで毎日更新中。ココ2年ほどは、ようやくまともな着物屋さんのブログになってきました。
趣味である音楽やDJ・は、!stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。また読書も好きで、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitter・Youtubeも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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