松本幸四郎さんとも親交のある、山形和菓子界の新社長が玄フェッショナルに登場

「弥七のかわら版」人気のNHKインスパイア企画です

おかげさまでうちのかわら版は、100号を越えたニュースレターになっていますが、その人気企画の一つが、うちの会長が紹介する「山形旧町名紹介」。これは地元の歴史を細かく紹介する読み物で、おかげさまで広い世代の方に喜んでいただいています。そしてもう一つの人気企画がこちら!NHKの「プロフェッショナル」をインスパイアした、山形のトップランナーにインタビューするという「玄フェッショナル」。今回は山形の有名大学で新しく学長に就任された中山さんの登場です。

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

戸田屋正道 三代目 戸田健司さん


今回は個人的にもお付き合いさせて頂いているお菓子屋さんが新しく社長就任されたとの事で伺いました。

布施:戸田さん、この度はよろしくお願いします。

戸田屋正道 新社長 戸田健志さん(以下戸田):改っまてこんな風になると、なんか照れますね(笑・汗)こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

布施:では改めまして、戸田さんの自己紹介をどうぞ。

戸田:この度戸田屋正道の三代目になりました戸田健志と申します。私は山形商業高校から東京の専門学校に進みました。布施さんの学生時代と似たような道に従事しましたが、父親としては子供の姿を微笑まし過ぎた(笑)ようで、心のこもったお便りを頂くことに(笑・汗)。それをきっかけに、頭を丸めて大変厳しい和菓子の住み込み修行先へと入り、今に至ります。

修行の世界は厳しかったでしょうね〜


布施:それでは戸田屋正道さんを、皆さんへご紹介下さい。

戸田:今年で70周年を迎える和菓子製造販売店です。ルーツとしては大石田にあるうろこやさんで、元は製造卸業を中心に商いしていましたが、うちの父の代で卸業から小売業に転換。「磯部理念」や「モラロジー研究所」の学びを経営に活かして「命の恩人に捧げるお菓子を」という理念で和菓子を作っています。今年はおかげさまで、歌舞伎俳優十代目松本幸四郎さんの襲名を記念し「歌舞伎と和菓子の出会いコンテスト」で優秀賞を受けました。70周年の記念に素晴らしい賞を頂きありがたい次第です。

布施:さすがの受賞、素晴らしい!そして会社には二代目である会長の信念が溢れていますね。

戸田:うちの会長は、非常に思慮深く情熱を込めて初代からのバトンを繋いできました。平成12年に掲げた「社訓」にもありますが「大志・友愛・忍耐」という大きな柱があります。私はその中でも「忍耐」という部分へ、非常に大きな覚悟と姿勢を感じています。子供ながらに自分の親の背中は見てきましたが、自分が経営者になって、信念を持つ力と、掲げるパワーは全く別のものだと実感している最中です。

布施:偉大な父親がいる歴史ある仕事を継承するにあたり、躊躇する部分はなかったですか。

戸田:正直20歳の頃に父からもらった便りで、この世界に入ることを決めた時に肚は決めていたので躊躇するということはなかったですね。父には父の強みがあるし、私には父とは別の強みがあると思いますので、自分なりに肚決めてやっていくだけです。

新しい道に向かう三代目


布施:伝統的な仕事の中で、新しいライフスタイルに順応した物作りとかはあるんですか。

戸田:ココまで生活様式が変わり、茶道をする人も減ってきている世の中で、色んな事が変わっていきます。そんな時代に戸田屋三代目として、「お菓子で世界平和」を提唱します。うちのメインキャラクターであるオカメ人形のように、お菓子を食べた人がオカメさんのようにほっこり笑顔になるようなお菓子を提供していくことが、うちなりの時代への対応だと思います。余談ですがうちのメインキャラクターのオカメさんの名前は、初代女将幼少期のあだ名から付けたものでした。

布施:ズバリ新社長さん率いる戸田屋さんならではの強みといえば。

戸田:うちの強みは、社員が圧倒的に若いこと。全国的にも珍しい位に若いのではないかなぁ〜。今からの時代コレは何よりも価値のあることだと思っています。歴史と伝統も大事ですが、同じくらい革新的な力も必要だと思っています。工場長はじめ、みんなの若い力が、今からの戸田屋を面白くしていきますので、お楽しみにしていて下さい。

ヒット商品を数多く送り出した会長さん


布施:新商品開発のヒントをお聞かせ頂きたいのですが

戸田:うちの会長は、「景気好転まんじゅう」や「しゃんしゃんしゃん」という大ヒット商品を作りました。一見ネーミングセンスばかりに目が行きますが、商品に対する気持ちや商品の物語にも商品名につながっていますのでぜひご一覧下さいね。また新商品は季節の・話題の・地域ならではのという食材を使いながら定期的に出していきますので、詳細はうちのおかめ新聞を御覧下さい。

布施:会長も益々お元気でご活躍ですが

戸田:おかげさまで、相変わらず元気です。父親である会長は、まるで布施さんの店と同じような馬力ですからね〜(笑)

布施:では最後に、お読みの皆さんへ一言

戸田:季節のお菓子を楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

所在地: 〒990-0032 山形県山形市小姓町1−32 電話: 023-622-6728 山形県山形市にある和菓子店。「人間が好き、お菓子大好き」をモットーに、食品添加物を使用しない安全でおいしいお菓子をつくる

http://www.toda-ya.com/index.html

編集後記


実はこちらの戸田さんは、20年位の付き合いになるんです。音楽関係の仲間なんですが、とっても芯が太いイイ男です。また、音楽つながりということで言えば戸田さんのお父さんも音楽好き。時代がBeatlesの最中に、stonesやZEPPELINをこよなく愛した戸田会長。シンパシー的には非常に私が共感しやすいお二人なので、一緒にお話していると楽しいばっかりです。まるで、Stonesのシンフォニーフォーデビルが流れてきそうな面白さ(笑)

上記の写真は、音楽仲間と一緒に「英語カラオケ大会」へ向かう前の一コマ。普通のカラオケでは、日本の歌を入れてその場のお茶を濁すくらいなんでしょうけど、この仲間に限って言えば「英語縛りのカラオケ大会」が成立する、音楽へ一家言ある素晴らしい面々。こういう時間って、本当に貴重だなぁと思う次第です。新社長のご活躍を、心からご祈念申し上げます

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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