「今更聞けない?シリーズ」着物レンジャーがお知らせする着物を保管する際の大敵はコレだ!

今年の気温は異常ですね。
きっとあとひと月もすれば、すごく寒くなって「冬ですね〜」ってなるんだろうけど、ちょっと今年の暖冬具合は例年と違います。

で、暖房を取り始める時期になると、結露や湿気がきになりますね。先日お邪魔したお客様のうちで、湿気の話になりました。冬になり暖房をたくようになったからですけど、山形はまだ結露したりする場合が多いですからね〜。

着物を保管する際の大敵「湿気」の話。


こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店・専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログでが、今回は着物レンジャーの「情熱レッド」がお届けするぞ!

着物を着た後であろうがなかろうが、冬の暖房の時期は湿気が多くなりがちです。私の故郷である宮崎とは、そもそもの気温が違います。当たり前ですが理由は雪国の暖房。機密性が高くて、乾燥して困るの〜〜といううちには無縁の話でしょうけど、暖房をたく山形では、どうやってしまっておけばいいの?って、先日着付け教室のお客様と話に。

そんな至極素朴な雪国の着物あるある話になりました。
みなさん着物を保管する際に一般的には着物をたたんでタンスにしまいます。そしてタンスしまっておく際の注意点として、どんな事があるんでしょうか?冬ならではの注意点とは?という事をお知らせしてみようと思います。

しまう環境に湿気があるかどうか!?


冬でも夏でも関係なく、きものを保管する際の大敵が湿気です。ご自宅の環境によって違いますが、山形の場合は着物が入っている部屋に暖房が入っていない事が多いと思います。だと、必然的に環境の気温差が生じて、タンス自体が汗をかきやすく、湿気を呼びやすい状態になっていきます。
とにかく着物を保管する場合、しっけが悪さをします。
湿気が原因になって
着物の汚れが変色に変化していく
汗が黄変に
裏地の糊気が悪さしていく
こんな感じで、いい事ありません。なので、出来る限りタンスの中の湿気は、低い状態にしておいてください。その湿気対策として、この乾燥剤の方が重用されています。きっとお近くのきものやさんで売っていますので、ぜひ一つから買ってみてください。

湿気の他にも、実はコレが保管の大敵!


もちろん、湿気も大きな敵の一つですが、湿気が多い少ないにかかわらずタンスにしまいっぱなしというのがもう一つ保管の大敵なんです。

通気性が良い環境では、ある程度湿気があっても問題ありません。
でも、タンスの中のような密閉された空間では湿気が大敵。まめに出してあげると良いんですが、なかなか着物に息をさせて上げない状態が、一番の保管の根本問題です。まめに着物を着ていると、汚れも目にする事ができるし、タンス焼けする事もないです。

でも、しまいっぱなしで一度カビが付いちゃった場合は、また大変になっちゃいます。

とにかく、頻繁に出してあげるのが一番いい保管方法ですね〜〜。
タンスの中にある想い出深い着物だと、いろんな背景がわかると思うのですが、おじいちゃんおばあちゃんのタンスの中にある着物は、非常に分かりづらい。そして、品定めもナカナカわからない。そんな相談が年々増えてきています。
着物レンジャーとして、責任持ってお手入れのアドバイスをしますので、ぜひ気になるお着物をお持ちになって、ご来店くださいね。

「着物のことって、どこに相談したら良いかわからない」という人が多いんです。


ブログ始めて10年。着物についての内容でしっかりブログを書いてきてから2年。おかげさまで着物に関するお問い合わせやしみ抜き・染め替え・着付けに関するお問い合わせが増えて来ました。もちろんブログさえ書いていたらこうなるわけではなくて、色んな事をやってるうちの一つ。でも専門的なことって、なかなか「誰に聞いたらわかんない」場合が多いようです。だからこそこういう発信をしてる僕に、メールやDMできたりするわけです。クリニックを開設してみて改めて思ったんですが、「こんな事って、誰に聞いたら良いかわからなくって」という声。きっと皆さんのお住まいの地域にも、しっかりとした着物屋さんがあるんでしょうけど、ご縁がないとナカナカフリーで聞きづらいということなんでしょうね〜。という事でお手入れ専用クリニックページでは、こんな仕事を代表的にお手伝いさせてもらっています。

きものクリニックでは、代表的にこんな診断を得意にしています


着物の丸洗い

1点 5,000円から

着物のしみ抜き

消しゴムサイズで1箇所 4,000円から

着物のカビ取り

合計A4サイズ位で 7,000円から
(カビを根絶する場合は、お仕立直しが必要です)

洗い張り

ときは縫い入れて 10,000円から

染替え

無地で15,000円から 柄物・柄伏せは随時拝見して見積もり

きもの丸染

解かずにそのまま裏地まで 38,000円

長襦袢漂白

解かずにそのまま裏地まで 18,000円

ガード加工

パールトーン加工です プレスは2,000円から

仕立直し

すべての着物に対応しています。ご相談下さい

裄出し

肩と袖から出して折り消しして 15,000円から

柄足し

足す柄の大きさや範囲で大分変わります。ご相談下さい

帯の糸とび直し

1箇所 1,000円から

リメイク

着物を、洋服・羽織・コートなどに出来ます。
随時コンディションを拝見しながら見積もりします。

その他  随時相談受付いたします。

※上記金額は、大まかな目安です。
※見積もり時点で、上記金額以外に、別の汚れが見つかった際には、別途ご提案ご説明します。
※きもののコンディションによって、上記金額より変わることがあります。ご容赦下さい。
※来店による問い合わせはもちろん、Mailやメッセンジャーでも受付ます。

いずれの仕事も、お客様に仕事の行程と期間・金額を提示して、ご納得いただけた場合にのみ、仕事を承りますので、お気軽にご相談下さい。また、当店でご用命頂いた商品でなくても、全く気にせずにお出し下さい。まずは見積もり金額をお出しして、ご了解いただいてからの仕事なので、頼む方も安心です。お気軽にお問い合わせ下さい。

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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