今さら聞けない!?「着物・丸洗いとしみ抜きの違い」

きもの屋さんに多いのは着付の質問よりも、お手入れの質問なんです。

着物の相談って、どこにしたら良いかわからないっていう話をよく耳にします。昨日は単衣仕立で、おしりの部分がさけちゃったとご来店のお客様。テクニカルな依頼は、年々増えています。最近はネットで諸々を調べる人もいるようですが、わからない事をネットで探してわかったかわからないような状態で頼むって、結構難易度が高いと思うんですよね〜〜。

だからまずは一度、お近くの専門店さんにお品物を相対して見ながら見てもらって欲しいなあと思います。こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

丸洗いと染み抜きの違い

10代目が洗い張りをしている時の様子

先程も書いたように、実は着物屋さんにお問い合わせ多いのは、この「お手入れについて」が、一番多いんです。丸洗いとシミ抜きの違いを始め、汚しちゃった、汚れてた、気がついたら変色、寸法と色々と段階は様々。おおまかに着物屋さんでお手入れを出していただく場合、二つの方法があります。

昔ながら多かった手法としては、シミ抜きという作業になります。汚れた部分だけをお手入れするという方法です。

一方で最近多い丸洗いという方法は、俗にいうドライクリーニングです。全体的に汚れをさらっと洗う感じです。

2つあるとナンノコッチャですよね。でもこうやってお話すると、わりと分別しやすくなる話かも

しみ抜きと丸洗いのわかりやすい例え話

例えば、お出かけしてきて食事をしたとします。カレーうどんを食べてポツンと飛んだカレーの後は、丸洗いでは落ちません。これは染み抜きの領域に入ります。ですがお出かけしてついた、袖口や襟のさらっとした汚れは、丸洗いで落とすことができます。

実際には着物を着た後に衣紋掛けにかけてみて、どれくらい汚れているかでお手入れ方法が変わると思います。着物の裏地が汗で縦にシワが残っているようなら、ずいぶん汗をかいた証拠。コレは丸洗いのドライクリーニングでは落ちませんので、別途汗抜きという作業が必要になります。分からない場合は、専門店にお出しいただければ安心ですね。

着物のお手入れを安くあげる裏技

着用後のお手入れって、コストがかかります。ある意味固定費ですよね。毎回お手入れ出してたらえらいこっちゃ。でも汚したら出さないと、のちのちエライコッチャに。なので今回は着物のお手入れをできるだけ安くあげる裏技を二つ紹介します。

お手入れをお安く上げる方法・一つ目

汚れた時から時間を経過しないでお手入れする事!この方が断然早く&経費がかからずに、着用汚れを落とすことができますので、なるべく早くお手入れしてもらうことをお勧めします。

日常的に着物を着る人であれば問題ありませんが、世間一般的に8割から9割の方は滅多に着物を着ません。次その着物を着る機会が3ヶ月以上先であれば、次に着用する時のためにきちんとお手入れしておく方が良いかと思います。

お手入れをお安く上げる方法・二つ目

パールトーン加工をする。コレは回数着る人向けコストダウンです。かくいう私の着物は8割型パールトーン加工しています。加工する際に一万円強のコストがかかりますが、その後の基本アフターが、洋服のスーツクリーニングよりも安くなります。回数着る人にはこの加工がオススメですね。

シミ抜きのまとめ

こんな留袖を見る事も、少なくないんです汗

着物の手入れが面倒くさいなと思った場合は、全てを着物屋さんに任せるのが一番楽です。最も一番簡単な方法は、着物を脱ぐとき、着物屋さんで脱ぐことです。脱いだ後の着物そして長襦袢をご覧いただいて、お手入れが必要な場合は着物屋さんに任せる。それ以外の小物は自分で家に持って帰る。それが一番簡単な方法でしょうかね。

「着物のことって、どこに相談したら良いかわからない」という人が多いんです。

着物専門店として、きちんと伝えたい事は多いですが、お手入れについてもきちんと弥七が伝えるべき事と思っています。

ブログ始めて10年。着物についての内容でしっかりブログを書いてきてから2年。おかげさまで着物に関するお問い合わせやしみ抜き・染め替え・着付けに関するお問い合わせが増えて来ました。もちろんブログさえ書いていたらこうなるわけではなくて、色んな事をやってるうちの一つ。でも専門的なことって、なかなか「誰に聞いたらわかんない」場合が多いようです。だからこそこういう発信をしてる僕に、メールやDMできたりするわけです。クリニックを開設してみて改めて思ったんですが、「こんな事って、誰に聞いたら良いかわからなくって」という声。きっと皆さんのお住まいの地域にも、しっかりとした着物屋さんがあるんでしょうけど、ご縁がないとナカナカフリーで聞きづらいということなんでしょうね〜。という事でお手入れ専用クリニックページでは、こんな仕事を代表的にお手伝いさせてもらっています。

きものクリニックでは、代表的にこんな診断を得意にしています

着物の丸洗い 1点 5,000円から
着物のしみ抜き 消しゴムサイズで1箇所 4,000円から
着物のカビ取り 合計A4サイズ位で 7,000円から
(カビを根絶する場合は、お仕立直しが必要です)
洗い張り ときは縫い入れて 10,000円から
染替え 無地で15,000円から 柄物・柄伏せは随時拝見して見積もり
きもの丸染 解かずにそのまま裏地まで 38,000円
長襦袢漂白 解かずにそのまま裏地まで 18,000円
ガード加工 パールトーン加工です プレスは2,000円から
仕立直し すべての着物に対応しています。ご相談下さい
裄出し 肩と袖から出して折り消しして 15,000円から
柄足し 足す柄の大きさや範囲で大分変わります。ご相談下さい
帯の糸とび直し 1箇所 1,000円から
リメイク 着物を、洋服・羽織・コートなどに出来ます。
随時コンディションを拝見しながら見積もりします。
その他 随時相談受付いたします。

※上記金額は、大まかな目安です。
※見積もり時点で、上記金額以外に、別の汚れが見つかった際には、別途ご提案ご説明します。
※きもののコンディションによって、上記金額より変わることがあります。ご容赦下さい。
※来店による問い合わせはもちろん、Mailやメッセンジャーでも受付ます。

いずれの仕事も、お客様に仕事の行程と期間・金額を提示して、ご納得いただけた場合にのみ、仕事を承りますので、お気軽にご相談下さい。また、当店でご用命頂いた商品でなくても、全く気にせずにお出し下さい。まずは見積もり金額をお出しして、ご了解いただいてからの仕事なので、頼む方も安心です。お気軽にお問い合わせ下さい。

<きものクリニックの無料お問合せはコチラから>

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
http://mag.kimonokinenbi.com/2018/06/11/611/
主に着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。ブログは2008年からスタートしており、合計4000記事超えで毎日更新中。ココ2年ほどは、ようやくまともな着物屋さんのブログになってきました。
趣味である音楽やDJ・は、!stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。また読書も好きで、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitter・Youtubeも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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