着物の生地は、縮むって覚えておいて欲しいんです

春の陽気が近づいてくると、タンスの奥に眠っていた着物を引っ張り出したくなる季節がやってきます。山形でも例年より早い花見の便りが届き始め、「今年はどのコーディネートにしようかな」と、ワクワクしながら着物を広げる方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
タンスから久しぶりに出した着物を羽織ってみて、「あれ?なんか丈が短くなった?」「袖が縮んでいる気がする…」と、びっくりした経験はありませんか?実は、着物の生地は縮むんです。これ、知らないでいると本当に恐いんです。
🔶 着物はなぜ縮むのか? 着る前に知っておきたい基礎知識
着物の素材、特に正絹(シルク)や木綿は、湿気や保管状況によって少しずつ縮んでいきます。一度も水に濡らしていなくても、タンスの中の湿度変化だけで繊維は動きます。これは着物の生地の性質上、避けられないことなんです。
さらに、クリーニングや洗い張りをした後にも縮みが発生することがあります。「洗ったら縮んだ!」というのは、実は着物あるあるのひとつ。知識として持っておくことで、焦らずに対処できます。布施弥七京染店には、定期的にお客様が「着物が縮んでしまった」「丈が合わなくなった」と持ち込まれます。それだけ多くの方が経験していることなんです。
知らないと恐い‼︎着物の生地は、必ず縮むんです。
ご存知ない方もおいでかもしれませんが
実は正絹の着物って縮むんです
生地によって個体差ありますが
大なり小なり縮んでしまうんです
これをご存知ないと
めっちゃ大変になることがあるんですww

特に動画のような絞りの生地は
縮みやすい特性がありまして
濡れちゃったりしたら
てきめん縮みます。
絹の糸を作る際に、撚糸という作業を行います

そもそも、まゆから出る糸は一本だけでは成立しません。
その事もなかなか知られていない事かと思いますが、
撚糸とはこういう感じです。
糸に撚り(より)をかけること、撚りをかけた糸のことを撚糸と言います。
製造された原糸(生糸)は、そのままでは非常に細く、
ばらばらになって扱いにくいので生糸の束に軽く撚りをかけます。
この工程を経ることで初めて一本の糸として使えるようになります。
撚糸の重要性はそれだけではなく、
生地の風合い・肌触りに変化を持たせる目的もあります。
撚りをかける回数を変えたり、
太さの異なる2本の糸を撚り合わせたり、
撚りをかけた糸を何本かそろえて逆方向に回転させて一本の糸にしたり、
いろいろな風合いを出すために工夫・研究が進化しています。
こうやって、糸にひねりを加えて絹糸を作るので
ひねった分の戻ろうとするチカラが、
縮むという現象を引き起こす原因の一つです。
とにかく濡れると大変です!気をつけましょう!!
縮みやすい生地とは
縮みやすい原因とは
動画はもちろんですが、
ブログでも詳細を書いてますので
ご参照下さいませ
着物の大敵は湿気。これが縮みを加速させます

着物を久しぶりに着る人の場合は、大抵タンスが開かずの間。
訪問着などは出場機会があるものの
留袖や紋付などは、本当に出てこない場合が多いかも。
家紋の付いている着物は、ここ一番で着用するもの。
開けてびっくりが一番怖い。
そのためにも、定期的な虫干しや
きものやオススメの湿気取りを
タンスに入れておくことは、とってもいいことなんです。
🔶 TPOを大切に。縮みに気づかないまま着てしまうリスク

着物を着る場面を考えてみてください。お花見、結婚式、お茶会、七五三、初詣……どの場面でも、着物姿は「見られる」存在です。丈が短すぎる着物、袖が合っていない着物を着て出かけてしまうと、それがフォーマルな場であればあるほど、残念な印象になってしまいます。TPO(Time・Place・Occasion)に合った着物選びは、サイズが合っていてこそ成立します。どんなに素敵な柄でも、どんなに高価な生地でも、体に合っていなければ台無しです。だからこそ、着る前に必ず確認することが大切なんです。
🔶 着る前・着るとき・着た後 ワンストップで考える着物ライフ

名物専務がいつもお客様にお伝えしているのは、着物は「着る前」「着るとき」「着た後」の3ステップを丸ごと考えることが大事、ということです。
【着る前】 タンスから出したら、まずは広げてサイズを確認しましょう。身丈・裄丈・袖丈をメジャーで測ってみてください。「去年は着られたのに…」という場合は、縮みが発生している可能性が高いです。気になったら、着付けをする前に専門家に見てもらうのが一番です。
【着るとき】 いざ着付けをはじめて「あれ、おかしい?」と感じたら、無理に着ようとしないことが大切です。おはしょりが出ない、袖が短すぎる、そういった場合は専門家に相談を。無理に着ると、生地にさらなるダメージを与えてしまうこともあります。
【着た後】 着た後のケアも重要です。汗や汚れをそのままにしておくと、次に出したときに縮みや変色が進んでいることがあります。季節の変わり目には、専門店での点検・メンテナンスをおすすめします。布施弥七京染店では、お預かりしたお着物の状態をしっかり診断した上で、最適なお手入れ方法をご提案しています。
🔶 困ったときは、餅は餅屋。専門家に診てもらいましょう

着物のことで困ったとき、「なんとなく自分で対処してみようかな」と思う方もいるかもしれません。でも、着物は繊細なものです。素人判断での対処が、かえって生地を傷めてしまうこともあります。
縮んだ着物は、洗い張りをして仕立て直すことで、また気持ちよく着られるようになります。「もう着られないかも」と諦めないでください。専門家の目で見れば、意外と解決できることが多いんです。
布施弥七京染店では、着物のお悩みをワンストップで承っています。診断・クリーニング・染み抜き・仕立て直し・コーディネート相談まで、着物に関することはなんでもご相談ください。
🔶 まとめ|今すぐタンスを開けてみて!

春のお出かけシーズンが始まる前に、ぜひ一度タンスの着物を広げてみてください。縮みや変色、シミに早めに気づくことが、着物を長く愛用するための一番のコツです。
「あれ?なんかおかしいな」と思ったら、一人で悩まずに布施弥七京染店へ。名物専務が、あなたの着物のお悩みに親身にお答えします。着物は、正しく手入れをすれば何十年も着られる、本当に素晴らしいものです。縮みを怖がるのではなく、正しく知って、賢く付き合っていきましょう。
着物屋さんでも異色な動画が多い弥七きものチャンネル

着物屋さんの中では、随分SNS界隈を使ってきた専務だからこその発信力とコンテンツは、500本を超える動画がひしめいています(笑)スタートアップの100本程度の動画については、今見ると削除したいほどに稚拙ですが、最近はだいぶ情報として紹介できる程度に育ちました。
えてして着物やさんの動画は、商品紹介ばっかりになりがちですが、そこはさすがのブレーンを沢山持つ名物専務ならではのコネクション(笑)色々と教えてくれる人が多いから、面白い動画が多いです。
着物の動画は、お役立ち動画やハウツー動画を中心に

着物の動画の中心は
着物のお手入れ
着物の保管方法
着物が汚れた時
という、困った時のお役立ち動画を中心に
着物のコラム的なものや
着物の豆知識
商品の物語紹介
地元の名産品を紹介
なんていう感じでやっています。
ぜひこちらから、チャンネル登録をしてみてください☆

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