メタファーなドクターの講話に感銘を受けた!朝のご縁はかくも尊いもの

人間性豊かな山形の名物医師・奥山先生の話を聞いてきた!

山形の地で、訪問医療というフィールドに情熱を注ぎ、地域の人々の暮らしに寄り添うドクタ―、それが「訪問医療クリニックやまがた」の奥山慎一郎先生です。実は前々から噂を聞いていたのですが、実際にお会いして非常にファンになりました。ご縁たるや、かくもすばらしきかな!です。

奥山先生の歩み・人柄、そして地域に寄与する大きな貢献と影響について、今回は特に“人間性”や“豊かな表現力”、そして“地域貢献”の側面に焦点を当て、名物専務的にブログを書いてみました。駄文ですから先生の活躍や人間性をかき表せておりませんが、よかったお付き合いください。

医師を志した原点 “痛み”に寄り添う心

医学生時代には「緩和ケア」に興味を持ち、全国のホスピスを自ら訪ね歩いたという奥山先生。大学卒業後は麻酔科・集中治療を中心に、内科や小児科、救急救命センターなど、幅広い診療科で研鑽を積みました。やがて「がん患者さんの苦しみに寄り添いたい」と、埼玉県立がんセンターで緩和ケアを本格的に学びます。

この“寄り添う心”こそが、奥山先生の医師人生の根幹ではないかと推察しました。ただ病気を診るのではなく、「その人の人生そのもの」に目を向ける姿勢が、理念・スタイルとなっているようです。

訪問医療への道 “人生の最終章”を支える覚悟

山形に戻った奥山先生は、鶴岡市立荘内病院で緩和ケアチームの中心として活躍。外来や病棟診療だけでなく、住み慣れた自宅や施設に医療を届ける「訪問診療」を開始しました。さらに山形大学医学部附属病院、河北病院での緩和ケア病棟立ち上げや外来診療、訪問診療を通じて、地域の多職種連携体制を築き上げます。

2019年には「訪問医療クリニックやまがた」を開業。患者さんやご家族の「自宅で最後の時間を過ごしたい」という思いに応えるため、24時間365日体制で支援を続けています。

苦しいスタートアップ期 “夜明け前!?いやいや夜中の一番暗い時間がいつまで続くやら”

クリニック開業から数年間は、決して平坦な道では無かったようで。患者さんが集まらない、スタッフが集まらない、経営が安定しない――。それでも奥山先生は「夜明け前が一番暗い」と、まるで人生の一幕を詩的に表現しながら、自身の苦悩や葛藤を柔らかく、時にユーモアを交えて語ります

「訪問医療は、患者さんの状態が人それぞれ違うし、必要な支援もそれぞれだから、経営については一歩ずつ踏みしめて地ならししていくようなもの。限られたリソースの中で、誰も歩いたことのない道を、自分の足で確かめながら進む。時には足元がぬかるみ、時には道が見えなくなることもある。右腕の事務員さえも「つぶれる、、、」が口癖。「小高い丘のホスピス」をイメージしていたものの、現実との乖離がそこに大きく存在し奮闘。そうして何とか走り切ったスタートアップ期。振り返ると、そこにはもちろん、自分だけでなく協力してくれるスタッフと歩んできた確かな足跡が残っているんです。」

こうした比喩表現には、奥山先生の人生観や、困難に立ち向かう覚悟、そして“歩むこと”そのものへの慈しみが込められていると感じました。

強い理念と人間性 “心の温度”を感じる

奥山先生の言葉には、“温度”を感じました。患者さんやご家族の「大切な思い」に真摯に耳を傾け、時には一緒に笑いながら、その人の人生に覚悟をもって寄り添うのも、強い理念という根っこと覚悟。本当に素晴らしいと尊敬します

「医療は、単なる“技術”ではなく、“心のやりとり”です。ご家族様や患者さんの不安や恐れ、希望や願い、それらにしっかりと向き合い、共に歩むことが大切だと思っています。」

奥山先生の語り口は、しばしば豊かな比喩に彩られています。

「私の仕事は、山Pがドラマで演じたドクターのそれなんですが、うちの子からはその自己紹介だけは、絶対NGだからね(汗・笑)と、釘をされております」と、場を和ませます

こうした表現には、人間性の豊かさと、患者さんへのフレンドリーなアプローチ・アティチュードが感じられます。

地域貢献 “優しさの連鎖”を生み出す存在

奥山先生のもう一つの大きな魅力は、地域全体に与えるポジティブな影響です。訪問診療を通じて、患者さんやご家族だけでなく、看護師、薬剤師、ケアマネジャー、介護士など、多職種との連携を大切にしています。

「地域医療は、一本の木のようなもの。根っこがしっかりしていなければ、枝葉は広がらない。私たち医療者が地域の“根っこ”となり、みんなでアライアンスを形成し支え合うことで、地域という大きな木が豊かに育っていくと信じています。」

奥山先生の覚悟と情熱、そして人間性に触れたスタッフや地域の方々は、大変なことにもしっかりと建設的に向き合い、自然と“優しさの連鎖”を生み出しています。先生のもとには「自分も地域のために何かしたい」という人が集まり、温かいコミュニティが広がっているように感じます。

ユニークな比喩センスと謙虚な人柄

奥山先生の話には「小高い丘にある静かな病室」というドラマのような光景をはじめ、詩的でユーモラスな比喩が多く登場します。それは、患者さんやご家族が難しい医療の話を、身近でソフトなイメージをしやすいようにという配慮から生まれたものかと感じて、そういうおふるまいがとても素晴らしいと感じました。

「人生はマラソンのようなもの。ゴールは皆違うしはそもそも完璧ではないから、補い合ってどんなペースでも、自分らしく走りきることが大切です。」

趣味はマラソンやトライアスロンで、好きな言葉は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」とのこと。
その謙虚さと、誰に対しても分け隔てない温かさは、まさに“人間性豊かな名医”の姿そのものです。

企業も医療も「人間性が大きく影響する」

また比喩以外にも大きく感じたことは「スタッフさんの顔」です
インスタント性の高いものならいざ知らず、どんな企業でも診療所でも店でもオートメーション・自動化できない事業領域には、間違いなく「人」「パーソナリティ」に大きく頼る部分が出てきますし、特に専門性の高い分野は「人間性」が結果に大きく左右します。

そういう意味で奥山先生はもちろんですが、事業所のスタッフさんも非常に素晴らしいホスピタリティと前向きな姿勢を感じさせる明るさを持ち得た方ばかりだなぁという印象を持ちました。正直申し上げまして医療分野において、自然体で「ホスピタリティと建設的思考の明るさ」を感じさせてくれる所はそう多くない。でもこちらの事業所におかれましては、ホテルのコンシェルジュか!?ってくらいにフレンドリーで素敵な応対。先生の話だけでなく、こういった部分でも非常に勉強させてもらいました。

地域を明るくする人 “希望の灯”をともす

「自分の家で最後の時間を迎えたい」という患者さんの願いに、覚悟を持って応える奥山先生。こうした名医が一人でも多く地域に増えれば、きっとその土地はもっと優しく、温かくなる。そう感じさせてくれる講話でした。ご縁に感謝したい、素晴らしい出会いの朝をブログにしてみました。

「訪問医療クリニックやまがた」
〒990-0051 山形市銅町2丁目13-11
電話:023-616-6360 / FAX :023-616-6361

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布施弥七京染店・専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。
最近は山形着物界屈指のyoutuberとしても有名な名物専務がおしらせします。

ご縁に感謝、ありがとうございます

布施弥七京染店
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