天童広重美術館で浮世絵の魅力を体感！夏休みワークショップが最高だった件

8月初旬、夏のワクワクした気分で、山形県天童市にある広重美術館（Hiroshige Museum of Art）へ足を運びました。今回の目的は、天童terraの工藤美季さんが企画した夏休みワークショップ（WS）。講師は、美しすぎる副館長として話題の梅澤美穂さん！大河ドラマ「べらぼう」で浮世絵人気が高まる中、どんな体験ができるのか期待に胸を膨らませて参加しましたが、感想は「想像以上」の一言！子どもから大人まで楽しめる、貴重な夏の思い出となりました。

広重美術館は、初代歌川広重の作品を中心に、浮世絵の美しさと歴史を堪能できる場所。今回のワークショップは、前半と後半に分かれた充実の内容で、浮世絵の魅力にどっぷり浸れる構成でした。前半では、展示されている浮世絵を鑑賞しながら、「江戸時代にどうやって浮世絵が作られていたか？」を梅澤副館長が丁寧に解説。印刷マシンが存在しない時代に、版木を使った多色刷りの版画技術が生み出された背景や、彫師・刷師・絵師の分業による職人技の結晶である浮世絵の制作工程を学びました。例えば、1枚の浮世絵に10色以上を使う場合、色ごとに版木を重ねる緻密な作業が必要で、ズレずに仕上げる技術に驚愕！当時の文化や流行が反映された浮世絵のデザインにも、江戸の人々の暮らしが垣間見えて、歴史好きでなくとも純粋に楽しめる時間。

後半は、待ちに待った実践パート！実際に版木を使って浮世絵の刷りを体験しました。版木に墨や絵の具を塗り、和紙を重ねて丁寧に擦る作業は、見た目以上に繊細で難しい！力加減や刷るスピードで仕上がりが変わるため、参加者全員が真剣そのもの。初めての挑戦で少し緊張しましたが、梅澤副館長の「失敗しても大丈夫、楽しんで！」という温かい声かけに、みんなリラックス。小学生はキラキラした目で「できた！」と喜び、中高生はコツをつかもうと何度も挑戦。大人も童心に帰って夢中になり、会場は笑顔と歓声でいっぱいでした。自分で刷った浮世絵を持ち帰れるのも、特別な記念に！

参加者は小学生から高校生、そして大人まで幅広く、世代を超えた交流もこのWSの魅力。子どもたちが楽しそうに版木を手に取る姿や、真剣に副館長の説明に耳を傾ける様子に、こちらまでほっこりしました。梅澤副館長の説明はユーモアたっぷりで、浮世絵の奥深い世界を初心者にもわかりやすく伝えてくれるので、誰もが引き込まれます。さらに、「体験」というオンリーワンな演出が、ただ見るだけではない学びの場を創出。浮世絵の技術の難しさや職人の凄さを体感することで、展示作品への理解も深まり、美術館の魅力が何倍にも感じられました。

普段、広重美術館では浮世絵刷り師のワークショップは開催されていませんが、常設展示だけでも十分楽しめます。広重の代表作や、天童織田藩ゆかりの「天童広重」の作品が、わかりやすい解説とともに展示されており、浮世絵初心者でもその美しさに感動間違いなし。季節ごとの企画展も充実しているので、訪れるたびに新たな発見があります。大河ドラマの影響で浮世絵への関心が高まる今、広重美術館は絶対に訪れたいスポット！子どもも大人も楽しめる空間で、貴重な体験が待っています。ぜひ、天童へお出かけの際は、広重美術館に立ち寄ってみてくださいね〜(^^)d

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布施弥七京染店・専務　布施　将英（@meibutsu_senmu）のブログです。
最近は山形着物界屈指のyoutuberとしても有名な名物専務がおしらせします。