セレンディピティの魔法:千成屋・矢内久子社長とめっちゃ偶然な山形での再会

同友会的ご縁の「幸運な偶然」を山形県天童市で

セレンディピティ――「幸運な偶然」という言葉が、今回の出来事を語るのにこれほどぴったりなことはない。Facebookというツールが、まさにこの魔法のような瞬間を届けてくれたのだ。茨城県ひたちなか市で有名な振袖店「千成屋」の矢内久子社長が、山形を訪れているという知らせが飛び込んできた。茨城県中小企業家同友会の理事を務める敏腕経営者であり、着物屋から写真スタジオへと大胆な事業転換を果たした彼女。元百貨店のフロア長としての経験を活かし、抜群の商売センスで業界に新しい風を吹き込む名物社長。そんな彼女が「みちのく道中記」を綴っていると聞き、これは絶対に会わねば!と心が躍った。

予定を逆行して天童でMatch UP!

せっかくの山形入り、しかも同友会の仲間であり、着物業界の同志でもある矢内社長と会わない手はない。急遽予定を調整し、彼女にはこれから北上する道のりを少し南下してもらって、天童で合流することに。待ち合わせは、地元で愛される「ちょーべーさん」のお店。名物の鳥中華を囲みながら、まるで旧友のように話が弾んだ。山形の澄んだ空気と、温かいスープの香りに包まれながら、経営者としての熱いトークが繰り広げられたのは、まさに贅沢なひとときだった。

矢内社長の経歴は、まさに波乱万丈でありながらも輝かしい。百貨店のフロア長として培った鋭い洞察力と顧客との信頼構築のスキル。それを武器に、千成屋を着物専門店から写真スタジオへと大胆にシフトさせた。振袖という伝統的な商材を軸にしながら、現代のニーズに合わせた事業展開を見事に実現。彼女の商売センスは、単なる直感ではなく、市場の変化を読み、未来を見据えた戦略に裏打ちされている。そんな彼女の話からは、常に「次の一手」を模索する経営者の姿勢がひしひしと伝わってきた。

同友会の精神を体現する矢内社長

中小企業家同友会の三つの目的――「良い会社を作ろう」「良い経営者になろう」「良い経営環境を作ろう」――を、矢内社長はまさに体現している。彼女の話からは、事業の「社会性」と「科学性」を追求する姿勢が強く感じられた。例えば、写真スタジオへの転換は、単なるビジネスモデルの変更ではない。若い世代が「記念日」や「自己表現」を求める現代において、着物という文化をどう継承し、価値を再定義するか。その問いに真正面から向き合った結果だ。彼女は、顧客の笑顔を最大化するために、着物の魅力を新しい形で届ける方法を模索し続けている。

また、矢内社長は単なるプレイヤーではなく、組織を牽引するリーダーとしての役割に徹している。かつては自ら現場で活躍する「職人型」の経営者だった彼女だが、今はモチベーターであり、ファシリテーターとして、社員一人ひとりの力を引き出すことに注力している。「社長が全てを背負うのではなく、チームで未来を創る」。そんな彼女の言葉には、経営者としての成熟と覚悟が込められていた。自分自身、布施弥七京染店の専務として日々奮闘する身としては、彼女の視点の高さに圧倒されると同時に、大きな刺激を受けた。まるで視力0.1の自分が、遠くの山脈をクリアに見せられたような感覚だ(笑)。

セレンディピティは動く者に訪れる

この出会いを振り返ると、セレンディピティという「幸運な偶然」は、ただ待っていてもやってこない。日々の活動、SNSでの発信、同友会や業界での繋がり――そうした「動く」姿勢が、こうした奇跡のような瞬間を引き寄せるのだ。Facebookで矢内社長の山形訪問を知ったのも、普段から彼女の投稿に「いいね」を押したり、コメントで交流したりしていたからこそ。会おうと思わなければ会えないし、まさかこんなタイミングで山形に来ているなんて、想像すらできなかった。まさに、動いているからこそのギフトだ。

小林正観先生の「ごえんの法則」を思い出す。「会うべき人には、必然のタイミングで会える」。今回の出会いも、着物業界と同友会という二重の「ご縁」が結んだものだ。矢内社長がわざわざ南下して時間を割いてくれたこと、鳥中華を食べながら笑い合い、経営の深い話を共有できたこと――全てが、偶然を超えた必然だったように感じる。会いたいと思っても会えない人はいる。でも、こうして会うべき時に会える人との時間は、何ものにも代えがたい宝物だ。

未来を見据える矢内社長のビジョン

矢内社長の話で特に印象的だったのは、彼女が常に「未来の事業の形」を模索している点だ。着物業界は、伝統を守りつつも、現代のライフスタイルにどう適応するかが大きな課題。彼女は、写真スタジオという新しい舞台で、着物を「特別な日の装い」としてだけでなく、「自己表現のツール」として再定義しようとしている。例えば、成人式や卒業式だけでなく、日常のポートレートや家族写真にも着物を取り入れる提案。こうした発想は、着物文化の継承だけでなく、新たな市場の開拓にも繋がる。

さらに、彼女は地域社会との繋がりを大切にしている。ひたちなか市で愛される千成屋は、地元の家族の節目を彩る存在だ。矢内社長は、「地域のお客様の人生に寄り添うことが、私たちの使命」と語る。その言葉には、単なる商売を超えた、深い人間性と責任感が滲んでいた。山形の布施弥七京染店も、地域密着を大切にしているだけに、この点は大いに共感できた。地域の文化や人々の暮らしに根ざすからこそ、事業は持続し、愛されるのだ。

みちのく道中、さらなる飛躍を

矢内社長は、この後みちのくを北上し、さらに多くの人との出会いや学びを重ねていく予定だ。彼女の旅は、単なる移動ではなく、新しいインスピレーションやビジネスチャンスを探す冒険だ。そんな彼女に、「みちのく道中、気をつけてね!」とエールを送りつつ、私自身も負けていられないと奮い立った。彼女の視座の高さ、行動力、そして人間性――全てが、私にとって大きな鏡となった。

今回の出会いは、セレンディピティの魔法だったかもしれない。でも、その魔法は、普段の小さな行動や繋がりの積み重ねがあってこそ生まれるものだ。Facebookというツールが、遠く離れた茨城と山形を繋ぎ、着物と同友会のご縁が、私たちを引き合わせてくれた。矢内久子社長、素晴らしい時間をありがとう。これからも、着物業界の同志として、互いに刺激し合いながら、未来を切り開いていきましょう!

感謝と次の一歩へ

最後に、改めてこの出会いに感謝したい。矢内社長の情熱とビジョンに触れ、経営者としての自分を振り返る良い機会になった。布施弥七京染店も、山形の地で、着物文化を次の世代に繋ぐ使命を果たしていかねばならない。矢内社長のように、伝統と革新を両立させ、地域に愛される事業を築いていく――その決意を新たにした。

セレンディピティは、動く者に微笑む。今日も、明日も、着物愛と地域愛を胸に、走り続けよう。そして、またどこかで、矢内社長のような素晴らしい人との「幸運な偶然」を引き寄せたい。そんな思いを胸に、ブログを閉じたいと思う。Hisakoさん、ありがとう! そして、みちのくの旅、楽しんでください!

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