冒頭から激辛っぽい写真です
かなり個人的な話ですが
僕は辛いものが苦手です
こんな唐辛子せんべいだったら
間違いなく食べません。
って、そうじゃないから(笑)
こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。
今回は、紅花の紅餅を紹介
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山形を代表する花である紅花。昔から染料になった、高価な花です。
きく科の越年生植物。高さ三〇〜九〇センチ。形はアザミに似る。夏、紅色を帯びた黄色の頭状花が咲く。花から染料の紅を、種子から油をとる。くれない。すえつむはな。
<紅花はシルクロードを通って>
紅花は、むかし、末摘花(すえつむはな)、紅藍(べにあい)、久礼奈為(くれない)、呉藍(くれのあい)などと呼ばれていました。
「呉藍」というのは中国の呉の国から伝わった染料という意味だとか、「呉」は高麗の訛ったものだという説もあります。
原産地のエジプトや地中海沿岸から、シルクロードを経て、3世紀末に日本に渡来した紅花は、近畿地方で栄え、次第に全国に広まっていったといわれています。
安土、桃山時代から江戸時代にかけて、藍茜、紫根とともに代表的な染料植物として京染めなどに使われてきました。
<山形の地で大きく花開く>
いまの山形県の地域に紅花が入ってきたのは室町時代末期と考えられていますが、江戸時代の中期を境に、最上川流域(出羽最上)で急速に栽培が拡大していきました。
享保年間(1716~1736)のある記録によると、全国の出荷量は1,020駄で、出羽最上はそのうち415駄を出荷していました。(1駄は32貫=120kg)
とくに1800年前後からの100年間は、最上川の舟運を通じて、近江商人と山形商人が活躍し、「最上千駄」と言われるほど発展しました。
最盛期の幕末・文久(1861~1864)のころには、舟運の中継地であった大石田(現・大石田町)に集まった紅花は1,550駄に達したと記録されています。
なお、これらの出荷量を前提にすると、800~1,523haの作付け面積があったと推計されています。
また、日本の特産物の番付を決めた「諸国産物見立相撲番付」では、東の関脇が「最上紅花」で、西の関脇が「阿波の藍玉」とされていました。これが江戸時代の二大染料だったわけです。
紅花加工品
紅花加工品は、染物の染料や料理などに使われます。
山形の紅花で昔ながらの技法で作られた紅花加工品です。
すり花
空気中の酸素により、黄色素を紅色素にした干紅花。比較的新しい方法であり、“する”という作業により花弁組織の表皮組織を破壊し、急激に酸化させる方法です。紅花染めに使用します。
乱花
摘み取った花弁をそのまま乾燥させた干紅花で、主に食品加工品(パン、そば、うどん等に入れる)に使用します。漢方では冷え性や肩こりなど、血行障害の治療に用いることがあります。
冒頭の写真がこちら紅もち(花もち)
水分中に含まれる酸素により発酵させ、黄色素を紅花素にした干紅花。極力花弁の形を残すために“つく”という作業で花弁の表皮組織に傷をつける程度で酸化させます。主に紅花染めに使用します。
こうやってみると、完全に唐辛子せんべいですよ汗(笑)
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投稿者について
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山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。
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