ご存知でしたよね!?着物の帯をしまう時!これだけは絶対やっちゃダメなのは、ご存知ですよね!?

先日ウチの店においで頂いたお客様の帯の金箔が
とある部分だけ茶色く変色していました。
着物屋さんが知っている常識の保管方法でも
一般的には全く知られていないんだなぁと。

普通はやっぱり、きもののタンスなんて開けないもんね〜
だから、着物がどうなってるのかなんて
数年に一回しか見ないよね

そして、帯がどうなっているかなんて
完全にノーマークの人が多いもんね〜〜w

今回は、コレはゼッタイやっちゃダメ!「着物の帯のしまい方」

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店・やしち屋の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

今日は先日拝見したお客様の帯から感じたことを着物屋さんとして書かせてもらいます。
帯というのは、97%が金銀糸の織物を含んだものになっています。
ごくわずか、金銀糸を使わない糸糸の帯だったり、正絹の生地に友禅加工した染帯だったりしますが、97%は、金銀糸が使われているものです。

帯をしまう時、ゼッタイやっちゃダメ〜〜ね〜〜!


その金銀糸、箔などの加工品は変色、剥離などの恐れがありますので
以下のことに注意して下さい。

  • 金銀糸、箔部分に、ショウノウは効果がありません。
    むしろ、害になることが多いので、多用しないで下さい。
  • スチームアイロンは避けて下さい。
  • 湿気の多い場所での保管は避けて下さい。
  • ゴム製品、防虫剤などと直接触れないようにして下さい。

丁度先日お持ちいただいた商品も
湿気の強いタンスの中に、しょうのうが強め。
金銀箔の部分が、茶色く変色していました。

意外に知られていないことなんですが
着物屋さんでは、購入時にアナウンスしてるんでしょうけど
なかなか浸透していないことなんですね〜。
という事で、ブログ記事にしてみました。

ショウノウは、多すぎて良いことが一つもない

着物をしまう時、虫がつかないか心配で、ショウノウを入れる方が少なくないですが、基本的に正絹のツルッとした素材のものであれば、ほぼほぼ虫に食べられることは少ないはず。むしろ、ショウノウと湿気で、金属歯を痛めることがあるので、気をつけましょうね。

輪ゴム・生ゴムも注意!

着付けの時に飾り結びをするというので、輪ゴムを使ってそのまま帯の場所に生ゴムと収納。実はこれがとっても危ない!よろしく無いんです。帯をしまう時に、気をつけてほしいポイントです。また、自分では飾り結びの時に生ゴムを使っている事を知らず、そのまま生ゴムと帯が一緒に収納されてしまう事があるようです。ぜひご注意下さい。

皆さんも、着物に風通すのと一緒に
帯も気にしてあげて下さいね。

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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