山形にある「単衣と袷の時期」を表す単語

山形の薄物の時期は、「お薬師様から八幡様まで」。

9月に入りました。山形では薄物の時期が地域に根ざしたお祭りになぞらえて「お薬師様から八幡様まで」という風に呼んだりします。5月8日から9月の15日までが、一般的な薄物の時期とされています。もちろんカジュアルシーンでお召頂く分にはなんともないのですが、フォーマルシーンではこの薄物の境界線というのが存在するんですよね〜。こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする布施弥七京染店・専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。今日は衣替えのタイミングについてお知らせします。

今回は、着物の夏物冬物の境紹介


さて、制服の衣替えは10月からですが
着物の場合、夏物から冬物に変わるのは9月なんです。
でも、9月って言っても、暑いですよね〜〜。
という事で衣替えのガイドラインをご紹介いたします。

着物の夏物冬物・衣替えの時期って、いつなの?


着物には、袷(冬用)と単衣(夏場用)と、薄物(盛夏)の
3つの時期に分かれています。

大きく、冬と夏で分けると

冬 10月から5月のGW位まで

夏 GWから、9月の中旬くらいまで

です。
でも、ここは出羽の国・山形!

着物の時期を言い得て妙とはこの事です!!

「お薬師様から八幡様まで」

僕はこういう響きが大好きです
地元の文化と、季節を合わせるような形容!最高です
これで、一発で覚えられますね(^^)

暑かったら早めに薄物を着ていいし
寒かったら夏での冬物着ていいんです。
ぜひ皆さんから、快適にきものを着て欲しいと思います。

でも、フォーマルシーンでは、
こういうある一定程度の決まり事があるので
覚えておられるとよろしいかと存じます。

早見表があると、分かりやすいですね〜


コチラは月別の早見表です
こんな風にワケられていると
分かりやすくて便利かもしれませんね〜^ ^

スクリーンショット 2016-03-29 14.38.53

着物だからわかりづらい部分もあるわけで
これを洋服に例えると分かりやすいと思います

フォーマルの場合

冬物のスーツ=袷の着物夏物のスーツ=単衣の着物夏場のリラックス短パン姿=ゆかたチノパンにジャケット=麻の着物   みたいな感じでしょうか。  

フォーマルシーンだけしっかり抑えてもらえばOK牧場!

基本的に、フォーマルシーンではこうあるべきという基準がありますが、カジュアルの場合は、暑い時は暑いように対処してもらってオッケーですよ〜☆

  参考になれば嬉しいです(^^)/

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