天童のこだわりの蔵「水戸部酒造」


「弥七のかわら版」人気のNHKインスパイア企画です

おかげさまでうちのかわら版は、140号を越えたニュースレターになっていますが人気企画がこちら!NHKの「プロフェッショナル」をインスパイアした、山形のトップランナーにインタビューするという「玄フェッショナル」。今回は山形でも有名なコンサルタント会社の社長が登場しました。

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

音楽フレンドでもあります、山形の有名酒造会社5代目の登場です

布施:水戸部さん、自己紹介をお願いします。

株式会社水戸部酒造 水戸部朝信(以下水戸部):みなさんはじめまして。天童市原町で酒造りをしています水戸部と申します。山形東高校、一橋大学、米国留学、商社勤務を経て地元に帰ってきました。36歳で先代から経営の襷を受け継ぎ、当代で五代目になります。

こだわりのクラシック製法と職人のこだわり

布施:のれんのチカラと、ブランディングスキルの掛け算が素晴らしいなぁと。

水戸部:1898年に創業された水戸部酒造は、硬度の高い奥羽山系の伏流水で、刀工正宗の名前通りキレのある酒造りをしてきた酒蔵です。「米造りから酒造りまで」というこだわりを大切にし、地域の素晴らしい風土と食材を活かして昔ながらの完全クラシック製法を貫いて来た事は、蔵の姿勢であり誇らしい企業文化です。全国にもこだわりの酒蔵は沢山ありますが、当蔵のように原料となる米造りを自社で40%という蔵は非常に稀ですね。最終的には80%を目指しています。

米作りから酒作りまで

布施: 伝統的な日本酒の世界で、色々と新しい事に挑戦されているのも興味深いですね

水戸部:こだわりの酒を支える「職人の技術力」は、最も貴重な財産です。この技術と気質は、全てのモノ造りをしている方に共通している財産であり、共鳴を生み出す要素だとも思っています。世界的にも有名なイタリアの生ハム製造職人さんにご縁頂けた事も、本物を貫く蔵の姿勢の一環かなぁと。「梅酒・まろら」も、昔ながらに培ってきた日本酒の技術力を「丁寧に応用」する事で大きく評価されました。こだわりの技は、色んなご縁を産んでくれますね。

新しい付加価値を求めて

布施:「世界的な食文化」という視点から日本酒をみて、どう感じますか。

水戸部:21世紀になってから、世界が地球の色んな国・風土の食文化を発掘しているように感じます。日本酒はその代表格で、世界的な発酵食品との相性も抜群ですし、先述しました生ハムやチーズとは最高のペアリングです。そういう事からしても、私の代ではこだわりを継続しながら、国内だけでなく「多方面に文化や心意気を伝える」事が使命になっている気がしますね。

地域振興と賑わいを作り出したい

布施:新しい付加価値を造るための展望をお聞かせ下さい。

水戸部:蔵が培ってきた文化に対して称賛頂けている「ファンの存在」は、非常にありがたいです。そういう方達のために、商品だけじゃない情報や体験を通して「蔵に触れてもらう機会」を創出したいと構想中です。また個人的な野望としては、自分の趣味や造詣ある分野ともリンクさせたいなぁと。コロナ禍で行動制限がある今はなかなか難しい現状ですが、酒と地域の食文化と音楽をコラボさせるお祭りや、尊敬する海外アーティストとコラボした酒を造ってみたいなどと、夢は膨らむばかりです。

老舗の不易流行

布施:水戸部さんにとっての不易流行が垣間見えますね

水戸部:ここまで時代が大きく変わっても「職人のこだわった技術力でうまいものを造る」という事が変わらない事。もちろん蔵が大切にしてきた気質や地域の食資源を大事にしていく事も同様です。変えていく事は、情報の伝え方や接触機会の提供。そして今まで以上に水戸部酒造のファンを、大切にする事ですね。

布施:最後に皆さんへ一言。

水戸部:これからも地元の風土と食材を活かして、米の旨味とキレのある酒造りをしていきますので、お店で見つけたらぜひ手に取ってみてください。

水戸部酒造

所在地: 〒994-0055 山形県天童市原町乙7
電話: 080-1815-0188

編集後記

実はこちらの5代目こといなぞうさんは同学年。インテリジェンスと経験値高い敏腕経営者です。体育会系の私とは全く違う人間性なのですが、こちらのいなぞうさんと私は音楽仲間。お互い好きな音楽や趣味があって、きちんと仕事も趣味もバッチリ楽しんでいる感じです。

こちらのいなぞうさんが、倫理法人会のモーニングセミナーに登壇された際には、1番最初のパワポ映像が、VAN HALENのエディの写真!僕にとっては驚愕の瞬間でした。確かそのあとが5150のジャケットだったような。やることが、とっても粋ないなぞうさんなんです。

山形のとある酒造会社が、フーファイターズ公認の日本酒を作りました。あの伝説のロックバンドであるnirvanaのドラマーだったデイブが作ったバンドの日本酒を作った酒蔵が、ここ山形にあるってんだからさ。ここはぜひいなぞうさんに、VAN HALENの日本酒を作って欲しいと心から願う名物専務です。

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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