お寺でオキシトシン全開のコンサート🎵着物仲間と楽しんだ、忘れられない夏の音楽時間

着物仲間の鈴木由香里さんにお声がけいただき、成沢の源福寺さんで開かれたコンサートに参加してまいりました。この夏一番と言っていいほどの、心に残る時間となりました。歌手でピアノ奏者の庄司紗千さん、クラシックからジャズ・ポップス・ロックまで幅広くバイオリンで表現されるRyo Komagomeさん、そしてマリンバ・ドラム・ジャンベをはじめ複数の打楽器を自在に操る神原瑶子さんという、実力派の三名による演奏でした。お寺という空間で、しかも至近距離、いわゆる砂かぶりで生の音を浴びるという体験は、想像していた以上のものでした。スピーカー越しでは決して味わえない、空気の振動そのものが体に伝わってくる感覚。これはやはり、生音でしか得られない贅沢だと、あらためて感じました。普段は録音された音源やスピーカーを通した音楽に慣れきってしまっている私たちですが、こうして生の楽器の音がじかに肌や胸に響いてくる感覚というのは、なかなか味わえるものではありません。会場となった源福寺さんという厳かな空間の持つ静けさと、演奏が始まった瞬間の音の広がりとのコントラストも、非常に印象的でございました。

■ 神原さんの多彩な打楽器

今回何より驚かされたのが、神原瑶子さんの打楽器演奏です。マリンバ、ドラム、ジャンベ、カスタネット、ウインドチャームと、これほど多彩な打楽器をお一人で操られる姿は圧巻でした。音楽好きの方ならご存知かと思いますが、STINGが率いていた「THE POLICE」というバンドは、ギター・ベース・ドラムというシンプルな編成でありながら、スチュアート・コープランドという名ドラマーの多彩なリズムが楽曲に厚みを与えていました。今回のステージも、まさにあの構成に重なるものがありました。神原さんが担う「音の足回り」があってこそ、庄司さんの歌声とピアノ、駒込さんの自由度の高いバイオリンが、思いきり羽を伸ばして響いていたように感じます。特にバイオリンとピアノという繊細な旋律楽器は、太く安定したドラムの土台があってこそ、より一層心地よく耳に届くのだと、演奏を聴きながら実感いたしました。一人で複数の打楽器を持ち替えながら、曲調に合わせて音色を変えていく様子は、見ているだけでも飽きることがなく、楽曲ごとに違う表情を見せてくれるステージ全体のリズムセクションとして、実に大きな役割を果たしていらっしゃいました。マリンバの温かい音色からジャンベの躍動感あるリズムへと切り替わる瞬間など、聴いていて自然と体が動いてしまうような心地よさがございました。

■ 参加型のあたたかな時間

そしてこのコンサート、ただ座って聴くだけではなく、お客さんも一緒に曲を演奏するという参加型の時間があったことも、大きな魅力のひとつでした。演者と観客の間に境界線がなく、会場全体がひとつの音楽になっていくような感覚。あっという間に過ぎた100分間でしたが、その中に「聴く喜び」と「参加する喜び」の両方が詰まっており、非常に贅沢な時間の使い方をさせていただいたと思っております。お寺という厳かな空間で、こうした温かく開かれた音楽体験ができるというのも、なんとも贅沢なことです。会場にいらしたお客様同士も、最初は少し緊張した面持ちでいらっしゃいましたが、参加型のコーナーが始まりますと、自然と笑顔がこぼれ、隣同士で顔を見合わせながら演奏に加わっていく様子がとても微笑ましく感じられました。プロの演奏家の皆様が作り出す音楽の輪の中に、私たち観客もそっと招き入れていただけるような、温かい時間の流れ方をしていたように思います。こうした一体感のある時間を過ごせたことも、記憶に強く残る理由のひとつとなりました。

■ 真夏の着物、心地よい高揚感

そしてもうひとつ、個人的にうれしかったのが、真夏にもかかわらず着物で参加させていただいたことです。夏場の着物というと、暑さを心配される方も多いかもしれませんが、実際に袖を通して会場に足を運んでみますと、背筋が伸びるような、心地よい緊張感と気分の高まりを感じることができました。着物仲間と誘い合って出かけ、素晴らしい音楽に包まれながら過ごすひととき。まさに夏休みらしい、記憶に残る一日となりました。お寺という格式ある会場に着物姿でうかがうことで、いつもより背筋がすっと伸びるような感覚があり、音楽への向き合い方も自然と丁寧になったように思います。着物仲間の皆様と「暑いけれど、着てきてよかったね」と語り合いながら過ごした時間も、この夏らしい良い思い出の一つとなりました。鈴木由香里さん、そして庄司紗千さん、Ryo Komagomeさん、神原瑶子さんの御三方に、あらためて心より御礼を申し上げます。このような素晴らしい機会にお声がけいただき、本当にありがとうございました。

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