驚愕の警察検挙に日本の和装関係者全てが首をかしげる!福井県警に電話して聞いてみた「和装で運転していけないの?」

着物警察じゃなくって、リアル警察の話

昨日目を疑ったニュースがありまして、そのブログ記事を書いたらすごい反響がありました。こちらがそのブログ記事です。

「僧衣で運転」に青切符、法事行けぬと宗派反発

リンク先をクリックしていただければわかりますが、お坊さんが僧衣姿で運転していたら、切符切られたという話。道路交通法には「安全な運転を阻害するような、服装・履物で運転してはいけない」という法律がありますが、今回はこの法律に抵触するとの事で青切符切られたとの読売新聞記事。とっても反響を呼んだ新聞記事です。

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする布施弥七京染店・専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。この一件を受けて、僕は山形県警に電話して確認しました。

山形県警に確認したら、着物姿での運転は道路交通法に抵触しませんとの事


今回の新聞記事を見てすぐ電話したのが、山形県警察署。確認したいのは二点

1 着物姿で運転したら、道路交通法に抵触しますか?

2 着物用の草履で運転したら、道路交通法に抵触しますか?

電話で確認の結果、通常の場合であれば抵触しないでしょうとの事。
着物姿でも、時代劇の「松の廊下」のような、ブン長い袴をはいていたり、とんでもない長い袖の着物を着ていたりしない場合においては、着物姿でも運転しても問題ないだろうとの事。

履物については、二枚刃の下駄はNGですが、雪駄のような通常の着物草履であれば、道路交通法には抵触しないでしょうとの事。ただ、先ほどの着物同様、足のサイズ25cmの人が30cmのような多きすぎる草履を履いて運転する場合は、切符を切られてしまう場合があるようです。自分のサイズの草履であれば、問題ないでしょう

上記のような回答を得られました。

服装規則がある場所では、うるさいの?

正直今回の件を新聞記事を見るまで、服装規則というものを知りませんでした。運転時の衣服に関する規則らしいのですが、「これを着て運転してはいけません」という規則ではなく

運転に支障をきたすような服装で運転してはいけない

という、非常いないまいな文言で規定されている規則のようで、この曖昧さ加減が今回のお坊さんの青切符事件を呼んだようです。この「規則の解釈」によって、捕まるのかどうかが決まってしまうらしい。さじ加減というか、グレーというか、あいまいというか、そんな感じの規則のようです。

では、運転に支障をきたす服装として確認したところ

自分用の寸法に誂えた着物

お坊さん自身の寸法で誂えた僧衣

自分の足のサイズに合う草履

これらの場合は、服装規則として、問題ないそうですとの回答。
我が地元の山形県警では、ありがたい答えが返ってきて、ホッとしています。
今後も着物姿で、車を運転して営業訪問をできます(笑)
では、同じ質問を、福井県警に電話して確認しました

福井県警電話でに確認したら、山形県警と同じ見解

それでは早速福井県警に電話して、先ほどの山形県警察署への質問と同じように確認。

1 着物姿で運転したら、道路交通法に抵触しますか?

2 着物用の草履で運転したら、道路交通法に抵触しますか?

そしたら、山形県警察署と同じ回答が返ってきました。うんうん、もっともだよね。だって、そんな僧衣で運転して捕まるなんて、聞いた事ないもん。でも、捕まって切符切られたというのは事実らしい。電話で対応してくれた福井県警の方も随分物腰柔らかく親切丁寧、しかも若干本音を言ってくれる人だったので、ここで聞いてみた。

実際今回の青切符って、切るべきじゃなかったんじゃないですか?

禁断の質問です(笑)警察の方にこんな不調法な質問をしたら怒られるかもしれませんが、とっても優しい警察の方だったので、聞いてみました。実際今回の切符って、切られる必要がなかったんじゃないですか?と、聞いてみました。

そしたら電話の方は、その現場を見ていたわけでなく、どれくらい僧衣が運転に支障をきたす程度塩梅だったかがわからないので返答できませんが、お誂えでその人の寸法ドンピシャのものを着ていれば、きっと切符を切られるような事はないんじゃないでしょう、という見解。

山形県警ならびに、わたしと同じ見解の福井県警さんでした。という事は、今回捕まってしまったお坊さんは、よっぽど機嫌の悪い警察官にあたっちゃったとしか言いようがない感じですね。

余談ですが、この新聞記事があってからは、福井県警にこの手の問い合わせ電話が増えているようです。ま、福井県警も、僧衣を着ているから、着物を着ているから捕まえる!というスタンスじゃない事を、電話で確認できたので、皆さんにご報告させて頂こうと思いましてブログを書きました。

皆さん着物姿で運転するときは、自分の寸法にあったもので、運転に支障が出ないようにしましょうね(笑)

====================
こちらは 山形で一番思い出に残る
きもの記念日をお届けするきもの専門店の
名物専務がお送りする、きものあれこれブログです
====================
布施弥七京染店
〒990-2495 山形市若葉町4-6 023-622-6317
布施弥七京染店フェイスブックページはコチラ
布施弥七京染店ツイッターはコチラから

布施弥七京染店インスタグラムはコチラ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
山形きもの記念日
ホームページはコチラから
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
専務 布施 将英の
個人のフェイスブックページはコチラ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です