今更聞けない!?卒業式に着物で行く時、何を着ていけばいいの?

久しぶりに着物を着る方は、気軽に問い合わせてくださいね〜

卒業式卒園式と入園入学式を前にして、着物の問い合わせが増えてきました。
メールや、メッセンジャーでの問い合わせが増えてきたのは、時代だなぁって思う。こういう発信をしているからこそ、ネットやSNSという窓口で問い合わせが来るわけでね。ありがたい次第です。

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

写真は40年前の幼稚園入園式。
山形市の諏訪幼稚園にて。
出席者の75%が着物姿って、本当にすごいよね〜
まさしく、そういう時代だったんだよなあって思う。

着物を着るときに相談したくなること

東北芸術工科大学の卒業式での一コマ☆

卒業式と入園入学式などで着物を着たいと思う方が増加傾向にあるように感じています。
これは非常に、着物屋としても嬉しいことです。だから、親身になってアドバイスさせてもらいます。どこの着物屋さんから買ったとかは、全く関係なく着物姿が増えること自体嬉しいんでね〜☆

かくいう私は、比較的ネットやブログ・SNS、そしてyoutubeにて、こういった着物の発信をしているので、前よりもお問い合わせをいただく機会が増えているように感じています。自分のお客様からは、お店にお問い合わせいただく場合が多いですが、その数よりもはるかに多いのが「SNSでの問い合わせ」です。主にFacebookのメッセンジャーが多いですね。時代だなぁ〜って思うんですけどね(笑)

で、問い合わせをまとめてみると
ある一定程度の傾向が見えます。

入卒の着物姿のお問い合わせで、大きくはこの3つ

この着物、卒業入学に着て行っていいですか?

着ていきたい着物が、TPOとしておかしくないですか?

着る前ときた後の「着付け」「お手入れ」はどうしたらいいですか?

大きくこんな感じの質問に分かれると思います。おそらく、質問の温度差が人それぞれなんで、若干答えの室に変化はあると思いますが、まずは気軽に相談してもらえれば嬉しいです。また、最近は動画で説明する方が伝わりやすいので、頻繁に動画を作っています。まずは、わかりやすいのはこちら

また、なぜ卒業式に着ていくお母さんの着物について、こういう感じで説明しました。

ある一定程度のルールと基準がありますよという動画です。
わかりやすくお伝えしてみました。

時代によって、基準は変わる

卒業式で学校の先生が卒業生を送り出す場合、一般的に色紋付に紺色や濃い紫の袴を履きます。うんと重くする場合だと、宝塚の卒業式のように、黒紋付に袴を履くケースもあります。紋付は綸子地でなく縮緬。袴も化学繊維の袴でなく、正絹の袴がベスト。カシミアや上等なスーツ生地でお誂えしたりしますが、先生ように一番一般的なのは「ウールの仕立上り袴」が、一番多いかもしれません。

ですが昨今の先生の袴事情を見ると、必ずしも無地でなくてはならないという感じではなくなっているようです。特に幼稚園や保育園の先生が顕著のようですが、付け下げや訪問着、または二尺袖の着物に袴を履くケースもあるようです。

また、お母さんの場合だと、ベストは色紋付(色無地)にお羽織がベスト。ですが最近の出席状況を見ると、色紋付(色無地)だけど、羽織なしの方のほうが多いようにお見受けしています。また着ていくものが、色無地よりも「付下や訪問着」の方のほうが多くなっているようにも感じます。

時代によって基準は変わるが、挑む気持ちは変わらない

昭和50年頃の弊店。昔はうちの裏で染物をしていました。

昔からのべき論を言ってしまうと、先に挙げたような着姿になるかとは思うのですが、時代が変わると基準も変わるようです。柄物の着物に袴をはいて、幼稚園や保育園の卒園生お見送り出すことに、園長先生がオッケーだしている園も少なくないように感じています。しかし、着物にお詳しい方や、その道に長けてらっしゃる一家言お持ちの方は、新しい着姿について、ご意見されるようです。

僕は常々感じていますが、時代は変わるんです。時代が変わるということは基準も変わるんです。ある一定程度の、しっかりした基準やガイドライン、そしてあるべき論を呉服屋さんとして啓蒙していく事は必要でマストであり非常に大事なことではありますが、必要以上にめくじらたててとやかく言うのは時代にそぐわないのではないかなと思います。

勘違いしてほしくないんですが、とんでもない格好で出席しなさいというわけではありません。昔に比べて基準が変わった、昔とはだいぶ時代としての基準が変わったという話です。先ほど挙げた写真のように、幼稚園の入園式で75%の方が着物を着ていた時代の基準と、今の世の中で「着物の式典着用率が1割以下」と程度の基準ではだいぶ変わってきていると思うんです。

もちろん私の意見に賛否両論あると思います。そして賛否両論あっていいと思います。

僕は、時代によって基準は変わると思っている人間です。だから着物に関してこうあるべきだと強く思う方は、僕の発信をよく思わないでしょう。でも人それぞれ意見があっていいんです。そして、本来はこうなんですよという啓蒙も、業界の人間としても必要なことだと思うんです。相反するような事を言っているようにお感じの方もいるかも知れませんし、自分でもそう思うことがあります(汗・笑)でも最終的に着物姿が増えていくことが理想的なことだと、僕は思っています。皆さんの素敵な思い出つくりのためにちょっとでも思い出つくりに寄与できれば嬉しいです。

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物初心者や、着物を着てみたいけど一歩踏みでない方を後押しできるようなブログを書いています。
趣味である音楽やDJは、1stアルバム好みの音故知新スタイル。また得意な筆ペンで書く「らくがきハガキ」は2011年より毎日投函継続中で、手書きチラシも仕事として制作を請け負っています。
着物の動画も多数放出中で、山形の着物屋さんで最も有名なyoutuber着物屋さん。着物初心者に向け他ものや、着物のお手入れについて、着物の HOW TO動画を多数あげていますので、「布施弥七京染店 動画」で検索してみてください。
読書は、ビジネス書や偉人伝の他、司馬遼太郎先生フリーク。音楽同様に温故知新の1st好き。一番好きな司馬遼太郎先生の作品は「梟の城」。全般的に「心へ静かに日を灯す」司馬遼太郎先生の文章が好きです。
他にも温泉・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中で、お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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