入学式や卒業式で、親御さんの着物着用率について
入学式や卒業式は、子どもたちの人生の節目を祝う大切な行事です。その場に親御さんがどのような服装で出席するかは、地域や文化によって異なる傾向があります。山形市内では、親御さんが着物を着用して参加する割合は約5%とされています。この数字を基準に、「5%以上なら着物姿が多い」「5%以下なら少ない」と判断することができます。全国的に見ると、都市部では洋服が主流となり、地方では着物の着用率が比較的高い傾向があります。しかし、近年は全体的に着物を着る人が減少していると言われています。

この現象にはさまざまな理由があり、時代の変化やライフスタイルの変化が影響しています。着物は日本の伝統的な衣装であり、特別な場面で着ることでその場を華やかに彩る役割を果たします。しかしながら、現代社会ではその価値が十分に認識されず、洋服に押されてしまっている状況があります。ではなぜ、着物を選ぶ人が減少しているのでしょうか?また、着物を選ばない理由や、それでも着物を選んだ人々の意見にはどのようなものがあるのでしょうか?以下で詳しく見ていきます。
着物を着なくなった理由は?

- 洋服文化の普及
着物を日常的に着る機会が減った背景には、洋服文化の定着があります。明治時代以降、日本は西洋文化を積極的に取り入れ、その中で洋服は便利さや動きやすさから広く受け入れられてきました。現代ではフォーマルな場面でもスーツやドレスが主流となり、特別な場面であっても着物より洋服を選ぶ人が増えています。 - コストと手間
着物は購入費用だけでなく、レンタル費用も高額になりがちです。また、着付けには専門知識や技術が必要であり、自分で簡単に準備できないことから敬遠されることがあります。さらに、使用後の手入れも手間がかかるため、「面倒」という声も多く聞かれます。 - 周囲の目
着物姿で式典に参加する人が少ない場合、「浮いてしまうのではないか」「目立ちすぎるのではないか」と感じる人もいます。そのため、周囲と調和するために洋服を選ぶケースもあります。
着物を着たくない人の意見

- 「周りに合わせたい」:入学式や卒業式では、多くの親御さんがスーツなど洋服で参加します。その中であえて目立つ着物を選ぶことに抵抗感を持つ人もいます。
- 「動きづらい」:長時間座ったり移動したりする式典では、動きやすい洋服の方が快適だと感じる人もいます。
- 「敷居が高い」:着物には格式やルールがあるため、それらを守れるかどうか不安になり、「気軽に選べない」という声があります。
着物を着たいけど洋服で参加した人の意見

- 「準備不足」:事前準備として、自分に似合う着物を探したり、時間をかけて計画したりする余裕がなく、その結果として洋服を選択したケースがあります。
- 「周囲との調和」:自分自身は着物を着たいと思っていても、「周囲とのバランス」を考慮し、多数派である洋服を選んだという意見もあります。
- 「費用面で断念」:購入費用やレンタル費用が予算オーバーだったため、泣く泣く洋服を選んだという声があります。
着物で出席した人の意見

- 「特別感を大切にしたい」:入学式や卒業式という特別な日にふさわしい装いとして、華やかさと格式を重視してあえて着物を選んだという声があります。
- 「思い出作り」:写真映えすることや、一生に一度しかない機会として記念に残したいという理由から選ばれることも多いです。
- 「伝統文化への敬意」:日本文化への愛情や、自分自身のアイデンティティとして「日本らしさ」を表現したいという思いから選ぶ人もいます。
着物姿を増やすために、着物屋にできること

布施弥七京染店などの専門店は、「思い出作りのお手伝い」をミッションとして掲げています。親御さんたちが入学式や卒業式で自信を持って美しい着物姿になれるよう、以下のような取り組みで啓蒙活動を進めていくことができます。
1. 費用面でのサポート
- 手頃な価格帯のレンタルプランや分割払いなど柔軟な支払い方法を提案し、多くの人々に利用しやすくします。
- 初回利用者向け割引キャンペーンなど、お得感あるサービス提供によって敷居を低くする工夫も必要です。
2. 着付けサービスの充実

- 店舗内で簡単かつ迅速な着付けサービスを提供し、「手間」を軽減します。
- 動画コンテンツやワークショップ形式でセルフ着付け講座を開催し、自宅でも気軽に挑戦できる環境づくりにも注力します。
3. 情報発信と啓蒙活動

- SNSやブログなどオンラインプラットフォームで「入学式・卒業式向けコーディネート例」を紹介し、お客様に具体的なイメージと参考情報を提供します。
- 地域イベントや学校説明会などで無料試着体験会を開催し、多くの人々に実際に試してもらう機会を増やします。
4. コミュニティ作り

- 着物愛好者同士が交流できる場(オンライン・オフライン)を提供し、「仲間外れ感」を払拭します。
- 着物姿で参加するイベント(写真撮影会など)を企画し、お客様同士が楽しみながら文化継承につながる活動にも取り組みます。
布施弥七京染店は、「特別な日」を彩るお手伝いとして、お客様一人ひとりに寄り添ったサービス提供と啓蒙活動によって、日本文化への理解と愛情を広げていきます。そして、一生忘れられない思い出作りのお手伝いとして、美しい晴れの日のお祝いのお供となれるよう全力でサポートしてまいります。
こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店・専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。
最近は山形着物界屈指のyoutuberとしても有名な名物専務がおしらせします。

着物についてのハウツーや
着物初心者が知りたいコンテンツを
お届けしています。

うちの着物に対する取組姿勢を
改めてお伝えするために
こんな言葉を作りました
ついついたんすの着物が
寝たまんまになっていて
置物とかしてる方が
日本中の大半だと思います
そんなみなさんの着物を
起こしてあげて
ファッションに
シフトするのが
弊店のミッションです
#タンスのOKIMONOをファッションに
皆さんの面倒くさいを一手に引き受けるサブスクサービス「きものの貸金庫」
“きものを着る・楽しむ”についてまわる“手入れと手間を専門店としてお引き受け”することで“きものを着る事”を格段に手軽に楽しんで頂ける様、この度【きものの着付・しみ抜き・保管を一括提供するサブスクサービス・きものの貸金庫】を開始します。

地域のきもの専門店として頂く声の中で、大切にしたい着物なのにしみ抜きや虫干し・好条件の保管まで手が回らないとの悩みが常態化する現代。いざ着用となると「過去のシミ・変色・カビ・縮み・たたみシワ」などの収納事故は珍しくありません。そしてきものの着付についても自分で出来る方は稀で、実際に着ようと思う気持ちが離れる昨今。ライフスタイルの変化できものの扱いが日常的な事でなくなりつつある今・着付しみ抜き保管がきものを着るハードルになっている今、お悩みの方々に専門店として何が出来るかを考えてみました。

いつでもきものを着用出来る適切な湿度による保管と定期的な虫干し、さらに着用前のたたみシワ伸ばしのアイロン掛け・着物の着付と着用後のしみぬきを提供し、ストレスフリーなきものライフを提供します。着用機会のある方はもちろんですが、想いで深い逸品を大切にしたい方、きものは着たいけどお手入れが面倒とお感じの方に新設した独自のサービスです。
こちらをお届けするのは、布施弥七京染店の専務です

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投稿者について
最終投稿
- 2025年4月18日プレスリリース山形新聞さんに掲載頂きました!!2024.4.12「わが社のイチ押し」
- 2025年4月17日きもののお手入れ着物の素材ごとに、マッチングする八掛が違う!?【着物トリビア】
- 2025年4月16日思い出作りのお手伝い「振袖レンタル」で失敗しないために──山形で成人式を迎えるあなたへ、布施弥七京染店が選ばれる理由
- 2025年4月15日きもの記念日皆さんへ弊店会長の私物を、こっそり紹介(^^)