きもの業界にいる職人の未来を思う

世の中では、「AI」「IoT」とかいう話になっています。
工芸の世界でも「デジタル3Dプリンタ」とか、デジタルカッターとか、レーザー加工とか。
技術と科学が進歩して、伝統工芸の領域はどうなっていくんだろう。

職人の未来を思う

こちらはあなたの素敵なきもの記念日をお手伝いする
布施弥七京染店の専務 布施 将英(@meibutsu_senmu)のブログです。

うちのじいちゃんは、布施弥七京染店の10代目。じいちゃんまでは、うちの敷地の裏でシミ抜きや染め替えを行っていました。染めの現場を子供の頃に見ていただけに、今の伝統的な職人さんの現場を見ると、今のままで継続していく事の限界を感じます。うちの業界だけじゃないんだろうけど、ちょっと書いてみようと思います。

さくらんぼ農家と着物染め織り職人の後継ぎ

山形のさくらんぼ事情と、着物の伝統工芸の後継事情は、結構似ていると思うのです。きっと農業だけじゃないんでしょうけど、日本の伝統的なものに対して、事業を継承するという感覚が薄くなってきているというふうに感じています。

昭和の中期だと、親の事業を継承していく事が普通だったし、その当時の一般的な常識というか慣例というか当たり前というか。親の仕事を継いだものです。ですが昨今は、親の事業を継承せずに、他に就職する事が珍しくなくなっているかと思います。

事業に未来を感じない場合、事業を継承しない

親の仕事であろうと何だろうと、その事業に未来があるかどうかだと思うんです。きっと未来永劫その商売が栄えていくのであれば、継ぐという選択になるのだろうけど、事業自体の将来を感じる事ができない場合、衰退産業である場合には、継がない場合が多いと思う。そういう意味でも、農業や、伝統工芸、衰退産業の場合は、業種関係なく、継がない傾向になるんだろうなぁ〜。

21世紀になり友禅業界では正絹生地への「インクジェットプリンター」も開発が進んで非常に一般的なものになりつつあります。伝統工芸とは対極だけど、着物という産業を形を変えて継承する技術で、あと30年もしたら断然このインクジェットによる着物の方が多くなると思う。それくらい技術を伝承していく事が大変なんです。

技術の継承って、伊達じゃない。

美容師でも、着物の仕立て師さんでも、陶芸師でも、伝統工芸師でもそう。

  1. 作る事ができる
  2. 作ったものが売れる
  3. 作ったものを販売して、生計を立てる事ができる
この1〜3の段階は、全然技術が違う。1というフィールドに立つ為に学び進め、2に向かう。でも実際この2のフィールドに入ってようやく本番。そして2から3に移行してようやくものになるわけです。技術の継承って、この3のフィールドに入ってようやく技術の継承って言えるんだと思う。なかなかこの3のレベルに行く前に、やめちゃう場合が多いんだろうなぁ〜。
日本古来の伝統技術が、ちょっとでもなくならない世の中になってほしいなぁ〜。
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5月18日から布施弥七京染店年度末イベントをどでかく開催☆

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投稿者について

名物専務
山形で江戸時代から続く着物専門店の名物専務こと布施 将英。
着物・商売・音楽やDJ・温泉・読書・スポーツ観戦・ゴルフ・お笑い・山形のラーメン・ハイキューに造詣が深い昭和47年生れで、布施弥七京染店のスポークスマンとして県内外にて活躍。ブログは4000記事超えで毎日更新中。
Facebook・Instagram・Twitterも随時発信中。
お客様の美姿と健康と思い出作りをお手伝いします。

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